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このブログは、トラリピ(FX自動売買ツール)で稼ぐ私の日記です。設定、利益など全てをありのまま公開しています。
Twitter :全力トラリピ日記 (@toraripinikki) | Twitter
目次
1. なぜトラリピなのか
お金を稼ぐ手段は昨今、たくさんありますが、
私がトラリピで稼ぐことを選んだ理由はいくつかあります。
①ほったらしで良い
トラリピはFXの自動売買ツールですが、最初に設定してしまえばツールが勝手に売買をしてくれます。FX短期トレードのように相場に張り付く必要がないどころか私が相場を見るのは基本的に週に1回です(それもブログの報告のため)。
ただ、効率よく稼ぐためには100%ほったらかしという訳にもいかず、相場に合わせてメンテナンスが必要です。それでも年に2回くらいでしょうか。
②再現性が高い
短期間での相場の変動を予想するのは非常に困難ですが、数年単位など長期で見た時に一定の範囲を上がったり下がったりを繰り返しているレンジ相場の通貨があります。通貨のレンジ性(価格の再現性)を切り口にレンジ幅を予想して稼ぐのがトラリピの手法です。
また、設定をコピーした時に同じ利益になるという意味でも再現性があります。トラリピを始める時期に関わらず、ほぼ同じ利益を得ることができます(スワップ、既存ポジションなどあるので厳密には全く同じ利益にはならない)。投資を検討している方の参考になればと、私の設定を公開しています。
レンジ相場の例です。
USD/JPYの直近10年ほどを見ると75.0~125.0のレンジ相場になっている事が分かります。今後のこのレンジ内を上下すると予想されます。10年以上過去を見ても、レンジを上向けしてもすぐにレンジ内に戻ってきています。
③利回りが高い
トラリピは設定次第でリスクを取って利益を増やすことも、利益を抑えてリスクを減らすこともできます。私はリスクをかなり抑えた設定にしていますが、年利10%以上の満足のいく利益を安定して取ることができています(下記表参照)。
年利10%って投資をしてないとイメージし辛いと思いますが、100万円が1年後に110万円、2年後に121万円になります。一見大したことなさそうですが、継続することでとんでもない力を発揮します。
年利10%の継続(複利効果)がどれほどとんでもないのかグラフを用いて説明します。各パタメータは次のような条件を表しています。
黄の実線・・・毎年200万円貯金した時(35年後、7,000万円)
青の実線・・・毎年200万円を追加しながら年利10%で運用(35年後、5.5億円)
赤の実線・・・毎年100万円を追加しながら年利10%で運用(35年後、2.5億円)
毎年、200万円を貯金するか、年利10%で運用するかの違いでこれだけ差が開きます。資産1億円と聞くと庶民では届かないようなイメージを世間では持たれますが投資することで軽々到達できます。
グラフから時間が経てば経つほど、投資の効果が雪だるま式に増えていっているのが分かると思います。投資は長期間(言い換えれば早い時期から始める)する事でよりその恩恵を受けることができます。
2. トラリピとは
そもそもトラリピとは何なのかというと、マネースクエア社が提供している自動売買FXツールです(下記動画参照)。FXというとハイリスクでギャンブル的なイメージがありますが、全く別物です。設定次第でリスクは極めて限定的にできますし、相場に張り付く必要も、相場を予想する必要もありません。一度設定してしまえば、年に数回のメンテナンスをするだけでオーケーです。PCだけでなくスマホのアプリでも利用できます。
トラリピの詳しい説明についてはこちらの公式サイトをご参照ください。https://www.m2j.co.jp/fx-toraripi
特にこちらのページが分かりやすいです。
https://www.toraripifx.com/
トラリピの設定についていきなりオリジナルを考えるのは難しいと思います。私も最初は色んな人の設定を参考にし、運用しながら自分の設定を作りました。私の設定をコピーすれば、ほぼほぼ私と同じ利益を出すこともできます。また、設定だけでなく、根拠や思想なども後述していますので参考にしてください。
私は現在運用金額約1,200万円で月平均12万円程度の利益を得ていますが、少額でのコピー運用も可能です。少額運用は私の設定を間引くだけなので、200万円なら月2万円程度、100万円なら月1万円程度の利益が期待できます。少額運用の設定についても後述しています。
また、年数回のメンテナンスの際も変更する度に記事にしているので、完璧なコピー運用が可能です。
トラリピの口座開設はこちらからできます。
3. 運用成績
3-1. 全体成績
ここではトラリピ全体の運用成績をご説明します。
毎週ブログで利益を報告していますが、ここではトラリピ開始してからの月次の利益をまとめています。
単月利益:その月の利益
評価損益:その月の保有ポジションの含み損
総合損益:全ポジションを決済した時の利益(累計利益+評価損益)
グラフについて、棒グラフは各通貨ごとの利益を表しています。当月の利益ではなく、毎月の利益の積み上げになっています。トラリピの利益はこの棒グラフの部分ですので、ここが一番重要な部分です。
赤い折れ線グラフ(評価損益)は、抱えているポジションの含み損益を表しています。トラリピは含み損を抱えながら、相場が反転した時に利益に変わる仕組みなので、ここが上下する事で利益が増えて行きます。レンジ相場で有る限り評価損益も一定の間隔の中で上下します。
白い折れ線グラフ(総合損益)は、利益と含み損の合計を表しており、ポジションを全て決済した際の損益を表しています。トラリピを始めたてのうちは、総合損益はマイナスになることが多いです。ただ、長期的に続けていけばプラスに転じていきます。利益は積み重なるのに対し、評価損益は一定間隔を上下するからです。
毎週、毎月、毎年毎にリアルタイムで結果を報告しています。
【週次報告】~毎週の利益と1週間のチャート~
【月次報告】~毎月の利益と1ヶ月間のチャート~
【年次報告】~毎年の利益と1年間のチャート~
3-2. 各通貨利益率
各通貨の利益率を月利の形でまとめています。
個別の通貨を運用する際など通貨選定の参考にしてください。
それぞれ運用期間が違うため、正確にどの通貨が利益が出るかを見極めるのは難しいですが、下記グラフ最下列の平均で比較すると、利益率の順位が分かります。
4. トラリピ設定について
4-1. 私のトラリピ設定【1,400万円】
私のトラリピ設定についてです。
運用額:1,400万円、毎月平均12万円が稼げる設定です。
リスクはかなり抑えた設定となっており、全通貨が一度に過去最低値を記録しても耐えられるものになっています。
下記表が設定の内容です。現在3通貨で運用しています。
青い部分が、トラリピの設定項目です。黄色い部分は、私が管理のために追加した項目です。
黄色い項目の説明をします。
【想定運用金額】
各通貨を上記設定で運用するために必要な資金。
3通貨同時に運用していますが、1通貨ごとに必要な資金を想定して資金管理をしています。例えば1通貨のみコピーして運用したい場合、1,400万円ではなく想定運用金額を入金すれば運用できます。
【ロスカット】
想定運用金額で運用した時に、相場がこの値になるとロスカットします。この値はリーマンショック時の暴落の値がきても耐えれるように組んでいます。
また、1通貨がこのロスカットラインを超えてしまった場合でも、実際には複数通貨まとめて資金組みをしているので、直ぐにロスカットになるわけではありません。
【トラップ幅】
トラップとトラップの間が何円になるかを表しています。広すぎるとポジションを持ちづらいので、広くなりすぎないようにしています。
【ATR】
過去5年間の平均のATR(移動平均)を表しています。この値を元に利益幅を決定しています。最近のトレンドを取り入れつつも、直近イベントに左右されない塩梅という事で過去5年の平均を採用しています。
また、途中で設定を変更することも可能です。
方法はこちらをご参照ください。
私はトラリピに追加資金を入金して設定を追加したり、既存トラリピのメンテナンスをするので設定は年に2,3回変わりますが都度最新版を更新しています。
4-2. 設定レンジ幅
各通貨のレンジ幅とロスカットレートを図示しますので、参考にしてください。
レンジ幅の決め方は4-4章で解説しています。
・CAD/JPY(過去分)
・AUD/NZD(過去分)
4-3. 少額運用について
いきなり、大きい金額を運用するのはちょっと、、、と言う方がほとんどだと思いますので、少額での設定方法(コピーの仕方)をご説明します。
運用資金を減らすと利益もその分減ります。例えば400万円で運用する場合、月の利益は4万円程度。100万円で運用する場合、月の利益は1万円程度となります。設定方法は、運用資金の割合分トラップ本数を減らすだけです。例えば、運用資金を2分の1の4で運用したい場合、各通貨のトラップ本数を2分の1にすれば良いです。
また、1通貨のみ運用する場合、運用通貨の想定運用金額を入金すれば大丈夫です。1通貨のみの運用だと、複数通貨のリスク分散(4-3参照)が効かなくなるので運用リスクは若干上がりますが、リーマンショックくらいの暴落には耐えられます。
4-4. 設定思想
ここではトラリピの設定をどういう考えで組んでいるかポイントを解説します。
◇通貨の選定
①運用通貨の選定について、まず大前提に相場がレンジ相場であることです。レンジ相場でないと長期運用が成り立たないので。私がレンジ相場だと思う通貨は以下です。
USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USD、AUD/JPY、NZD/JPY、NZD/USD、CAD/JPY、GBP/JPY、GBP/USD、AUD/NZD
②マイナススワップが大きい取引は候補から外します。マイナススワップで過去に苦しんだ経験があるので。
最新のマイナススワップの取引はトラリピ公式のスワップカレンダーを参照ください。
③重要なのが、トラリピを始める時の価格です。
例として、以下のCAD/JPYのチャートで説明します。
上記チャートは2010年あたりから2020年までのCAD/JPYのチャートです。青枠部分は買いトラリピを72.0~85.0の範囲で注文している私の設定内容(2020年8月時点)を表しています。
運用通貨を選定において、トラリピ開始時の現在価格が重要な要素になります。買いトラリピの場合、現在価格は安ければ安い方が良いです。買いの場合、含み損を抱えるリスクが低値にあるので、レンジの下限は手厚くカバーする必要があります(レンジ下限を抜けしてしまった場合、ロスカットにはならなくとも含み損ポジションで資金がロックされてしまいまい資金効率が落ちます)。逆に高値方向にはリスクがないので手厚くカバーする必要はありません。設定レンジは狭い方が資金効率が良いので、レンジの上限はなるべく小さい方が良いのです。
その前提を元に上記CAD/JPYのグラフを見ると現在価格は80付近なので、10年の傾向を見たときに比較的安値の方にいる事が分かります。レンジの上限は小さければ小さいほど良いのですが、あまり小さすぎても直ぐに設定レンジからはみ出てしまい再設定の手間がかかるので、当時は85.0円で設定しています。
設定レンジが狭いほど資金効率が良いので、なるべく狭い範囲で設定できる通貨を選定します。私の設定では、過去10年間の推移範囲は設定レンジに入れておいて、更にロスカットレートをリーマンショック時最低価格に合わせるような設定(CAD/JPYの場合、68.195)にしています。万が一、設定レンジを下抜けても過去最低価格68.195までは耐えます。
※売りトラリピの場合はレンジの上限と下限の考え方が買いトラリピと逆で、リスクはレンジの上方向にあるため、なるべく現在価格が高い方が始めやすいです。
④複数通貨運用によるリスク分散
複数通貨を同時に運用した方がロスカットのリスクが低くなります。暴落時に全ての通貨が同時に最低価格をタッチするわけではなく、通貨ごとに時間差や特徴があるので、全ての通貨を過去最低価格のレートで組むことで、実際にはそれ以上の暴落が起きてしまっても耐えられる可能性があります。
◇ レンジの設定
買いトラリピの場合、まずレンジの下限を決めます(過去10年間の推移の最低価格)。次にレンジの上限ですが、ここはなるべく小さくした方が(レンジの幅が狭い方が)資金効率が良くなります。ただ、あまり狭くしすぎるとすぐにレンジから上抜けしてしまい、再設定が必要になり手間なのでバランスが大事です。イメージとしては、直近1年間の最高価格(売りは最低価格)くらいを目安に設定すると良いかもしれません。
◇ 決済トレール・ロスカットについて
決済トレールなし、ロスカットはなしで設定しています。
決済トレールは無い方が利益が安定します。暴落時にはありに切り替える方針です。
次にロスカットについてですが、これは設定する必要がありません。リスク管理はあくまでレンジ幅、トラップ本数の調整で行なっているので不要です。
◇ 利益金額
過去5年のATR(1日)の値の平均値と同じにしています。
毎年年明けに修正入れています。
◇ 注文金額
基本は0.1万通貨。トラップ本数が300本を超える場合、0.2万通貨にしています。
◇トラップ本数
自分で値を決めるわけではなく、設定レンジと運用予定資金から自動的に決まる項目です。運用試算表というトラリピのツールを使います(口座開設すれば利用できます)。
上図が運用試算表で、CAD/JPYの設定を入力しています。
計算スタートを押下すると、下記の結果を表示します。
ロスカットの部分を見ると、68.195円と表示されています。
これは、入力した設定で運用して全てのポジションを保有した状態になった時に68.195円まで下がるとロスカットするということです。ロスカットの部分をリーマンショック時の最低価格になるよう調整しています。
◇ハーフ&ハーフについて
私はハーフ&ハーフを採用していません。
レンジの半分がマイナススワップ取引になるのと、資金効率が微妙だからです。
ハーフ&ハーフは性質上、過去の推移のレンジを下から上まで全範囲をカバーして設定しなくてはいけません。全範囲カバーすることを前提とした場合、全てを買いトラリピで設定するよりは確かにハーフ&ハーフの方が資金効率が良いですが、全範囲をカバーしなくてはいけない性質が資金効率を下げています。
また一部範囲に限定したハーフ&ハーフの場合、瞬間の資金効率はかなり良いですが、レンジの上抜けリスク下抜けリスクがあるため、扱いが難しいです。こちらは長期運用には向いていません。
ご質問などあればTwitterまでお願いいたします。
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